偶然と必然
人との出会いは時には必然の場合もあるのではないでしょうか。
そんなことを感じたニュースを読みました。
【家庭内暴力被害の中1女子 大学生が救う 兵庫】
父親から暴力をふるわれていた、兵庫県の中学1年の女子生徒の保護に尽力したとして、宝塚警察署は大学2年Мさんに感謝状を送った。
6月2日夜、Мさんは商店の前で雨宿りする女子生徒に気付き、持っていた傘を手渡した。そのまま帰ろうとしたが、女子生徒が追いかけてきて、涙を流しながら「家に帰りたくない、父親に殴られている」と打ち明けた。
Мさんは警察に行くように勧めたが、女子生徒は嫌がったため、大学の後輩の女性を呼び、Мさんの自宅で話をする事にした。後輩の女性と共に約2時間話を聞き、女子生徒は徐々に打ち解けて時折笑顔を見せたという。
Мさんは話を聞く中で、父親の暴力は「しつけとは違う」と感じた。
顔を殴られているという女子生徒はマスクを外さなかった。父親が起きる前に学校に行き、父親が就寝してから家に帰る生活を続けていると打ち明けた。
Мさんは「助けてあげないと」と思い、「県警なんでも相談#9110」に通報。
女子生徒は児童相談所に保護された。
もし、この女子生徒がМさんに出会わなかったら、今も保護されることなく父親から虐待を受けていたでしょう。
Мさんが後輩の女性を呼んだのは良い機転でした。
記事にはМさんは警察官を目指されているとありました。
以前からМさんが警察官になりたいと思っていたのか、このことがきっかけでなりたいと思うようになったかは分かりません。
ですが、正義感の強い大学生によって中学生が保護され、救われ、
Мさんも警察官を目指すきっかけがこの出来事になれば、この出会いも必然だったのではないでしょうか。